chie’s blog

ピース又吉直樹さん関連のライブ・本・ラジオ・テレビ等のことについて、好き勝手に書いています。

又吉直樹『火花』の舞台となった実在するお店まとめ(居酒屋・喫茶店)

又吉直樹『火花』に出てくる実在するお店として、ハーモニカ横丁の「美舟」は有名な気がするけど、意外と他にもあり、店名がちゃんと出てくるお店は4店舗あったのでまとめてみた。引用と共に。

 

1.吉祥寺 武蔵野珈琲店【公式】

「武蔵野珈琲店」という看板が眼に入った時には、雨粒は激しく路面に弾かれていたので、僕達は迷わず階段を昇り店の扉をひいた。

 

2.美舟 (みふね) - 吉祥寺/居酒屋 [食べログ]

ハーモニカ横丁の「美舟」で肉芽という料理を一皿だけ注文し、それをあてに呑み、その後は適当に開いてる安そうな店に入った。

吉祥寺ハーモニカ横丁の美舟に行くのは随分と久しぶりだった。二階に続く急な階段が懐かしかった。

 

3.いせや公園店 | いせや|吉祥寺で創業、ご愛顧頂いて80余年

口から漏れる白い息と、「いせや」で買ったシュウマイの湯気とが空中で混ざり合っている。最後の一口を頬張りながら、井の頭公園入口の緩やかな階段を降りて行くと、冬の穏やかな陽射しを跳ね返せず、吸収するだけの木々達が寒々とした表情を浮かべていた。

焼鳥の「いせや」の脇の階段をくだり、霧がかかった木々の中を歩いて行くと、煌々と輝く自動販売機に自然と足が向いた。

 

4.花しずく (はなしずく) - 池尻大橋/そば [食べログ]

駅前の居酒屋「花しずく」に入ると、既に顔を赤くし、ジャンパーを椅子の背もたれにかけ、ゆったりしたセーターの袖を捲りあげた神谷さんが奥の方の席で僕に向かって手を上げた。

看板メニューは味噌カツへぎ蕎麦の完全な和風居酒屋であるにもかかわらず、入口のすぐ脇には西洋人の顔をした古い人形が座っている不思議な店だった。

【引用】又吉直樹著『火花』(文藝春秋2015/3/15)

 

他にも、店名は書かれていないけれど、高円寺駅近くの焼鳥屋や、下北沢鈴ナリ横丁でモツ煮をつつく場面も登場する。

お店をまとめていたら聖地巡礼?したくなったし、また読みたくなった。