chie’s blog

ピース又吉直樹さん関連のライブ・本・ラジオ・テレビ等のことについて、好き勝手に書いています。

「世界一受けたい授業」又吉先生おすすめ本まとめ(ヨシタケシンスケ・親子で楽しめる絵本・文学作品も)

2020/5/16「世界一受けたい授業」で紹介された、又吉さんのおすすめ絵本等をまとめました。

番組冒頭で又吉さんは「実は昔から絵本も大好きで、古本屋とかに行くと小説も見るんですけど、絵本も売ってると読んだことのないやつがあったら買って集めてた時期があった」とのこと。

まずはヨシタケシンスケさんの絵本を紹介。又吉さん曰く、ヨシタケさんの絵本の魅力は「発見と共感のバランスがすごく良いと思う。新たな発見があってドキドキするんですけど、あるあるというか共感できる部分もあって、納得できる」のだそう。

●もうぬげない

●おしっこちょっぴりもれたろう

●りんごかもしれない

●わたしのわごむはわたさない

●あるかしら書店

●もしものせかい

☝『もしものせかい』はヨシタケさんの作品の中でも、より大人向けの一冊。ご自身に悲しい出来事があり、落ち込んでいた時期に、こういう風に言ってもらいたい、自分を慰める為に書いた本だそう。

ヨシタケシンスケさんは番組インタビューの中で、絵本にほとんど「笑顔」が描かれない理由は、「笑顔の絵は、半分の人を傷つけると思う。子育てを辛いと感じている人を傷つけないため」だそう。

また、ヨシタケさんの頭の中に思い描かれる絵は全部モノクロであるため、イラストの色はいつも別の人に発注しているのだそう。

因みに、ヨシタケさんが子どもの頃に読んでいた絵本は、『やっぱりおおかみ』。

 

ヨシタケさんの絵本の他にも、【親子で楽しめる絵本】も紹介。

●『おこりたくなったらやってみて!』オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ

●『むれ』ひろたあきら

●『ママはかいぞく』カリーヌ・シュリュグ

●『えがないえほん』B J ノヴァク、大友 剛

●『どんなかんじかなあ』中山千夏(著)・和田誠(絵)

●『おおきな木』シェル・シルヴァスタイン(著)・村上春樹(翻訳)

 

さらに、『有名すぎる文学先品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』の紹介も。

 

以下、番組で紹介された文学作品についての又吉さんのエピソードを。

夏目漱石吾輩は猫である』について、

番組で紹介された「呑気と見える人々も、心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする」という部分について、2020/4/6NHKラジオ「あとは寝るだけの時間」で又吉さんは、折坂悠太の『トーチ』という曲の歌詞「お前だけだ その夜に あんなに笑っていたやつは」という部分を聴くと『吾輩は猫である』のこの部分を思い出すと話していた。「聴いてすぐ好きになった」とも言っていた。

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太宰治富嶽百景』について、

番組で紹介された又吉さんの一番好きな部分「井伏(鱒二)氏は、濃い霧の底、岩に腰をおろし、ゆっくり煙草を吸いながら、放屁なされた。」について、又吉さんは自著『夜を乗り越える』の中でも取り上げていて、電子レンジで例えながら深く読み解いていてとても面白い。

 

中島敦山月記』について

又吉さんの好きなハンバートハンバートの曲『虎』について、2019/2/25放送のLove Music(フジテレビ)で又吉さんは「勝手な解釈なんですけど、『山月記』の「虎」とイメージを重ねてるのかなと」と話していた。

又吉さんはハンバートハンバート『虎』のMVにも出演されています。

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『虎』が収録されているアルバム「FOLK 2」はこちら☟。AmazonMusicでも聴けます。

 

因みに、番組の最後に又吉さんは2020/4/10に文庫化された自著『東京百景 』のご紹介もされてましたね!ちゃっかり『火花』も(^_^)